ナチュログ管理画面 アウトドア アウトドア 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年04月25日

【テント全般】重ね敷き(テントレイヤード)の重要性

初めてテントを買う際、テントだけで良いのか、他に必要な物は無いか…
そういったお問い合わせを頂く事が多くございます。

ペグ等は勿論なのですが、意外と忘れられがちな物があります。
それは「グランドシート」や「フロアマット」、「エアマット」です。

『テントで寝ると、ゴツゴツして寝づらい…』そんな経験はありませんか?
また、テントの保護は勿論の事、他にも、機能がある事はご存知でしょうか?

今回は、重ね敷き(テントレイヤード)について、ご案内致します。

重ね敷き(テントレイヤード)とは?

テント内部を快適にする為には、特に、地面の凸凹や地面から発する冷気、湿気を緩和する事が重要になります。

その対策として、グランドシートやフロアマット、エアマット等を重ねて敷き、床面の保護、凸凹や湿気の緩和を行うことを、「重ね敷き(テントレイヤード)」と言います。

重ね敷き(テントレイヤード)を取り入れることで、地面の凹凸や底冷え、湿気をやわらげ、より快適な空間を作り出す事が出来ます。
重ね敷き(テントレイヤード)をしなかった場合、インナーテント底面が直接地面に接する為、下記の様なトラブルが発生しやすくなります。

・地面の凸凹の影響を受けやすく、テント底面が傷つく。
 ※酷い場合には、穴が開いたり、破れたりします

・地面からの湿気や冷気の影響を受けやすくなり、テント内部に『結露』が発生する。
 ※湿度の高い日や草地、雨天時は、テント内部に結露で水溜りが出来てしまいます

・地面の湿気の影響をそのまま受ける為、テント底面が濡れてしまう。

このようなトラブルを回避する手段が、重ね敷き(テントレイヤード)です。

重ね敷き(テントレイヤード)をしてみよう

グランドシートを敷く
そもそも、テントは、フィールドにおける「家」のような物。
地面に直にインナーテント(家)を建てて、フライシート(屋根)をつける…
…こう考えると、何か足りないな、と思いませんか?

家を建てるには、「基礎や土台」が必要です。
その基礎や土台の部分になるのが、「グランドシート」です。

「グランドシート」は、テント底面の保護に加え、地面からの湿気や冷気を防ぐ効果があります。
底面の破損や結露等のトラブルを回避、緩和する為にも、必ずグランドシートを引いて頂く事をお勧め致します。

【グランドシートがある場合のメリット】 ・テントが地面に直接触れないので、テント底面が傷ついたり、汚れる事を防げます。
・地面からの湿気を緩和するので、テント底面が濡れる事を防げます。
・テント内部に結露が発生しにくくなります。


・メーカー純正品が一番ぴったりで、おススメです。
・純正品がない場合には、インナーテントの底面よりも少し小さめの物を選んで下さい。

グランドシートが無い状態。
地面に直接、テント底面が接するので、底面の破損や汚損が発生します。
グランドシートがボトム(インナーテントの底)からはみ出ない様に敷きましょう。
はみ出ると、フライシート(屋根)から流れ落ちた雨水がグランドシートに溜まり、浸水してしまう恐れがあります。
フロアマット(インナーマット)を敷く
グランドシート(基礎)の上にテント(家)を建てたら、次に何が必要になるでしょうか?
フローリングの床を思い浮かべてみて下さい。
そのままだと、ヒンヤリして、冷たいですよね。

「畳や、カーペットが欲しいな」と思いませんか?
その畳や、カーペットの役割を果たすのが、フロアマット(インナーマット)です。

グランドシートでは防ぎきれない、地面の凸凹や湿気、冷気を緩和する役割があります。
テント内部の『結露』を防ぐのに、より効果的ですし、テント内部が更に快適になるので、お勧めです。

【フロアマット(インナーマット)がある場合のメリット】 ・グランドシートで防ぎきれない、地面の凸凹が緩和されます。
・地面からの冷気や湿気を緩和するので、足元が冷たくなりにくいです。
・更に、テント内部に結露が発生しにくくなります。


・メーカー純正品が一番ぴったりで、おススメです。
・純正品がない場合には、インナーテントに合ったサイズをお選び下さい。

こちらはインナーテントに合ったサイズを選んで下さい。
インフレータブルマット、エアマット、エアベッド、アルミマット等を敷く
カーペットを敷いた事で、ずいぶんとテント内部が快適になりました。
このまま、シュラフ(寝袋)に入って寝てしまいたくなります…

ですが、ご自宅でお休みになる場合は、ベッドや、敷布団をご利用頂いていますよね?
ベッド、敷布団の役割を果たすのが「インフレータブルマット」や、「エアマット」です。

インフレータブルマット、エアマット、エアベッド、アルミマット等を活用すると、より快適な睡眠を得る事ができます。

【マットがある場合のメリット】 ・より高い防寒性とクッション性が得られます。
・地面の凸凹が殆ど気にならないので、より快適にお休み頂けます。

フロアマット(インナーマット)はあくまでも「カーペット」的な役割なので、薄手になっています。
地面の凸凹を緩和できますが、更に快適な睡眠を得る為に、マット(敷布団)を用意しましょう。

インナーテントも含めて四重構造になるので、冷気が更に伝わりにくくなり、地面の凸凹も気になりません。

番外編 コットを使ってみる

エアマットより、もっとベッドっぽい物が無いかな?と思う方もいらっしゃるかと思います。
そんな方におススメなのが、「コット」です。
キャンプ用の簡易ベッドと考えて下さいませ。

・テントの外でお昼寝する時にも使えます。
・地面から離れた状態になり通気性が良いので、夏場などの暖かい時期にもお勧めです。

地面の凸凹や冷気、湿気が伝わらない上、ベッド感覚で休めます。
グランドシート、フロアマット(インナーマット)との併用を推奨します。
※冬場は、コットの上にインフレータブルマットを敷くと背面の冷気を防ぐ事が出来ます。
ベンチや荷物置きとしても使えます。
但し一点に荷重が集中する為、ベンチ利用は短時間にてお願いします。
ここまで揃ったら、後は温度に適したシュラフをご用意下さい。
もしシュラフが薄手で寒いようであれば、フリースインナーをシュラフの中に入れる等をお試し下さい。
アウトドアライフを、より楽しく、快適にお過ごし頂ければ幸いです。




同じカテゴリー(テント・タープ全般)の記事画像
【アウトドア】基本のロープワーク
【テント全般】ペグダウンと張り綱の重要性
同じカテゴリー(テント・タープ全般)の記事
 【アウトドア】基本のロープワーク (2017-12-14 16:03)
 【テント全般】ペグダウンと張り綱の重要性 (2017-07-11 12:43)


削除
【テント全般】重ね敷き(テントレイヤード)の重要性